笠盛人の日 第2回—トヨタ生産方式の1

こんにちは、桜井理です。

社内勉強会の企画・運営を笠原会長から引き継いだのは2019年9月、社長就任と同時でした。社長という大役を任されたこともそうですが、「笠盛」の将来を握るともいえる社内教育の企画・運営を任されたことには正直戸惑いました。それまでの私は教えを受ける立場でした。それが突然指導する立場になり、加えて笠原会長は、従来の勉強会とは違ったものにしろ、とおっしゃいます。私の困惑ぶりもお察しいただけると思います。いったい何をやったらいいのか?

一緒に臥龍塾にも通った幹部を集めて徹底的に話し合いました。私が戸惑うぐらいですから、幹部だって同じです。なかなか展望が見えない話合いが続きました。

五里霧中のうちに第1回が開かれました。最初ですから、どのような勉強会にするのかを全員で話し合えば良かったのですが、あと1ヶ月すると第2回の日が来ます。勉強会ですから、次回のテーマを示して

「このテーマでいろいろと考えてきて下さい」

といって閉会するのが当たり前でしょうが、私たちが言えたのは

「次回のテーマは未定です。決まり次第お伝えします」

ということだけ。我ながら情けなくなりました。

毎月1回の開催ですから、第2回は目前です。何とかしなければなりません。幹部たちとの話合いは熱を持ってきました。

そんな中で、片倉洋一・000事業部長が

「大谷翔平選手の曼荼羅が使えるかも知れない」

と言い出しました。

大谷選手の曼荼羅はご存知の方が多いと思いますが、私の理解では真ん中に自分の夢、高校1年だった大谷選手の場合は「プロ野球8球団からのドラフト1位指名」を書き込み、その周りに夢を実現するための8つの要素を入れる。さらにその8つの要素を達成する手段をそれぞれ8つずつ挙げるというやり方です。

高校1年生の時、大谷選手は夢を実現する要素として

①体づくり
②人間性
③メンタル
④コントロール
⑤キレ
⑥スピード160㎞
⑦変化球
⑧運

を挙げています。そして、例えば①の体づくりを達成するには

①体のケア
②サプリメントを飲む
③FSQ(フロントスクワット)90㎏
④柔軟性
⑤RSQ(リアスクワット)130㎏
⑥スタミナ
⑦可動域
⑧食事夜7杯朝3杯

を並べました。

二刀流を駆使してのMLBでの大活躍の裏には、こんな緻密な計画とそれを日々こなしていく努力があったのです。ローマは一日にして成らず、といいますが、大谷選手の知性には驚くばかりです。

しかし、驚いてばかりいたわけではありません。なるほど。これは使える! と全員が頷いたのです。やっと私たちに扉が開かれたような気がしました。あとは、驚くほどスムーズに、「笠盛人曼荼羅」が出来上がりました。扉が開けば一気にゴールまで駆け抜ける。臥龍塾で学んだことがみんなの頭に残っていたからかも知れません。

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笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)