こんにちは、トリプル・オゥ事業部マネージャーの片倉洋一です。
私は、企業とは大きな船のようなものだと思います。船には船長がいなくてはなりません。しかし、船は船長だけで動かせるものではありません。船長が大局を見ながら出す指令のもとで、船員それぞれが自分の持ち場を潤滑に動かし、さらに良い結果を出すための努力と工夫をする。それらがうまくかみ合わなければ、悪くすれば座礁してしまいます。
中型船「笠盛丸」の船長は桜井社長です。「笠盛丸」を操縦し、200年企業という目的地まで航行させるには、まず船長がどのようなビジョン、考えを持っているのかを知ることが必要です。図式化すれば
スクリーンショット 2025-11-30 10.58.24_NEWということになります。
「笠盛」はそれほど大きな会社ではありません。それでも、社長と従業員の間に十分なコミュニケーションはなかなかとれないのが実情です。
そこで今回は、就任から5年経った桜井社長に、思い描いている「笠盛ビジョン」を話してもらい、それをもとにみんなで「刺繍文化を育てる」には何をしたらいいのかを考えることにしました。
この日、桜井社長はこんな話をしました。
私の「笠盛ビジョン」は4つに集約できます。
【笠盛継続への思い】
私は2019年、笠原会長からバトンを受け継ぎました。突然のことで、当初は
「何故私が選ばれたのか?」
と自問自答を繰り返しました。それまでは営業さえしていればよかった私ですが、社長となるとそれだけでは済みません。「笠盛」を200年企業に育てるにはどんな手を打ったらいいのか。働きがいのある、楽しく働ける職場を作り出す方策はないか。いまの「笠盛」に足りないものは何か。それぞれの現場で困っていることはないか。人を育てるには。採用は…。
考えれば考えるほど、さまざまな課題が浮かび上がってきました。それらに取り組む中で、失敗もあり、何とかなったかな、というものもありで、まさに試行錯誤の連続でしたが、それでも何かが見えてきたような気がします。笠原会長からバトンを受け継いだ私の役割は、「笠盛」を200年といわず、300年も続く会社にするために、会社を進化させ続けることではないかと思うようになったのです。それを今日はお話しします。
【感動と信頼】
「笠盛」は刺繍をする会社です。「ファッションで世界の日常を豊かにする」という理念を掲げる会社です。その「笠盛」に何よりも必要なことは、お客様の「感動」と「信頼」を生み出すことだと私は思います。「感動」はお客様の期待以上の製品、サービスを創り出すこことから生まれるものです。そして「信頼」はお客様の期待を絶対に裏切らないことで育ちます。私たちはそのための努力を欠かしてはなりません。
【200年企業へ】
「笠盛」は創業から145年になります。これだけの長い間続いてきたのは先輩たちの努力のたまものです。私たちはそれを受け継ぎ、「笠盛」を守り、発展させていく責任があります。
ではどうしたらいいのか。私は変化と進化、言い換えれば常に挑戦=チャレンジを続けていくことだと思います。そのためには多様な価値観を持つ集団にならなければなりません。
どこを切っても同じ顔が出てくる金太郎飴のような集団では、まとまりはあるかもしれませんが、変わることができず、世の中の変化に対応することができません。みんながそれぞれ自分の考え、価値観を持ち、それをぶつけ合い、教え合い、学び合い、自分と違った考え、価値観を受け入れる寛容さを持っていれば、みんなが進化し、集団として進化し、「笠盛」は変化に柔軟に対応できる企業になります。私は「笠盛」をそんな企業にしたいと思います。
【笠盛ビジョン】
私はみなさんと一緒に日本一の刺繍屋を目指します。「笠盛」は技を磨き、多様な発想で新しい刺繍生み出す会社になります。優れた刺繍はコミュニティをつくり出し、新しい感動を呼び起こします。
具体的にはこういうことです。
技:これまでの技を守り抜きながら、特許レベルの唯一の技を創り出す
発想:相手の立場で考え抜き、行動で実現させる
そして次のことを実現したいと思います
<OEM事業部>
受注事業としてのOEMのビジネスモデルを再設計します。新しいジャンルを切り開き、価格競争から抜け出して価格決定権を持てるようにします。そのため、お客様に価格以上の価値をお届けするようにします。すでに始まっている三鷹の森ジブリ美術館との仕事は、その最初の取り組みです。
<000事業部>
まだまだ成長できる事業です。アクセサリーの世界にとどまることなく、「笠盛」独自の技術で新たなライフスタイルを生み出していきたいと思います。私は000 の直営店を東京に出せないかと考えています。和やナチュラル、伝統を感じられれるものを000と同じ空間でお客様に提供するような店にできれば喜んでいただけるのではないでしょうか。
<パーク構想>
刺繍を通じて人のつながり、コミュニティを創出できるのが笠盛パークです。人が集まる場をつくり、人に会いに来たくなる場所に育てていけば新たな価値創造につながります。
<人財育成>
「笠盛」という会社にとって、皆さんは財産です。「ジンザイ」という言葉は普通「人材」と書きますが、あなた達は決して単なる材料ではありません。財=宝、なのです。あなた達が成長すれば会社が成長します。あなた達の成長なしには、「笠盛」は成長できません。
私もみなさんと一緒に成長を続け、「笠盛」を200年企業、300年企業に育てる努力を続けていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
桜井社長の話は以上でした。この話を受けて、私たちはグループワークに進みました。

1948年3月18日生まれ
好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分)
嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分)
得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分)
苦手:指相撲、妻(多分)
似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)
















