こんにちは、トリプル・オゥ事業部マネージャーの片倉洋一です。
今回は少し違った勉強会にしました。全員で同じ本の一部を読み、感想や意見を語り合ったのです。読書会のようなものです。
読んだのは笠原康利会長の著書「ワクワク・ドキドキ〜私のスマイル経営〜」。2019年9月、「笠盛」創業140周年記念事業の一環として出版しました。明治10年(1877年)、帯の機屋として産声を上げた「笠盛」がどんな道をたどって今日の姿になったのか。経営には山があれば谷もある。インドネシア進出に失敗して「倒産」の2文字がちらついた日々苦悶。それでも挑戦心は忘れず、積み重ねた苦労、努力で、刺繍で珠を作り出した「000」を産み出した長年月の開発の苦闘など、一言で言えば「笠盛」の歴史がずっしり盛り込まれた本です。
いや、歴史だけではありません。笠原会長が「笠盛」を刺繍専業のメーカとして軌道に乗せるために何を学び、どのように考え、どんな行動を積み重ねてきたのかが詳しく述べられたこの本には、「笠盛」のDNAがいっぱい詰まっているのです。
この本は500冊印刷し、取引先などにお配りしました。もちろん私たち社員も1冊ずついただきました。私はそのときに一度通読して笠原会長の真摯な姿に打たれたのですが、最近、ふとまた読みたくなってページをめくりました。すると、最初に読んだときには気がつかなかったことがたくさん目に飛び込んできたのです。
「この本、私たちが『笠盛人の日』で学んでいることを先取りしている!」
考えてみれば当たり前です。私たちは「笠盛」のDNAを守り、育てようと「笠盛人の日」を続けています。だから、この本は私たちの学びの原点なのです。私たちの学びはここから始まるべきなのです。この本を「笠盛人の日」で活かさない手はありません。そう思って、みんなでこの本を読んでみようと思い立ちました。
もちろん、みんなもすでに一度は読んだはずです。でも私は、一読だけではこの本に溢れる大切なメッセージを十分には受け取れませんでした。だったら、みんなも同じなのではないか? 一度読んだ本を今度は全員で読み、感想や意見を語りあえばこの本に込められたメッセージをより深く理解するようになるのではないか?
そう考えての取り組みでした。
今回の「笠盛人の日」の副題を
「〜145年続いた強みを見つける〜」
としました。狙いは145年の歴史から学ぶことです。学んで、
・本当の強みとは何だろう?
・いまでもまねるべきことはあるか?
をみんなで考えようというのです。「学ぶ」という言葉は「まねぶ」という言葉が変化したものだといいます。真似をするのは学びの第1歩なのです。
とはいえ、この本は主要部分だけでも211ページあります。3時間ほどの「笠盛人の日」ですべて読むのは無理です。そこで、私が
「ここを改めて読んで欲しい」
と思った2ヶ所を読んでもらうことにしました。「はじめに」の10ページと、「『本氣塾』風の経営」の小見出しがついた部分の中の10ページです。 そして黙読ではなく、全員に車座になってもらい、少しずつ順番に朗読してもらったのです。
なお、笠原会長の「ワクワク・ドキドキ〜私のスマイル経営〜」は本にした後、2020年12月からWebでの公開を始めました。より多くの人に読んでもらいたいという笠原会長の思いからです。このWebでの公開に際して、笠原会長はこんなメッセージを書いています。
こんにちは。笠原康利です。
私は2019年9月、笠原家の4代目として35年間勤めた「笠盛」の社長職を退いて会長になったのを機に、「ワクワク・ドキドキ〜私のスマイル経営」という本を出版しました。「笠盛」の戦略商品である「000」の開発の話と、140年を超える「笠盛」の歴史を記したものです。
「笠盛」はこれからも、200年、300年と歴史を積み重ねていかねばなりません。では、「笠盛」とはどのような会社で、どんなDNAを受け継いでいるのか。日頃お世話になっている方々、これからの「笠盛」を支えていってくれる皆さんに「笠盛」の神髄を知っていだこうと筆を執りました。
本が出来上がると、読んでいただいた方々から
「面白い」
「笠盛のことがよく分かった」
など望外のお褒めをいただき、本に込めた思いを汲み取っていただいたと胸を撫で下ろしています。
ところが、大事なことを忘れていました。よくよく考えれば、「笠盛」を今日の「笠盛」にしていただいたのは、私が日頃顔を合わせている人たちだけではありません。どこかの店頭で「笠盛」の製品を手に取っていただいた方々をはじめ、私がお目にかかったこともない多くの方々にお引き立ていただいたからこそ、いまの「笠盛」があるのです。
そう思いついた私は、できるだけ多くの方々に「笠盛」をもっと知っていただき、もっと親しみを感じていただきたいと思うようになりました。
そこで、当社のホームページで「ワクワク・ドキドキ〜私のスマイル経営」を公開することにしました。今日から連載を始めます。長い読み物になりますが、お付き合いいただければこれ以上の幸せはありません。
「こんなにして作ってるのか」
「おかしな会社だなあ」
などと笑いながらお読みいただければ、あなたもきっと「笠盛」ファンになっていただけると信じています。よろしくお願いします。
以上の次第で、私たちがこの日の勉強会で読んだ20ページは、Webでお読みいただくことができます。しかし利便性を考えて、次回からのご報告ではまず読んだ部分をコピペし、みんながどう読んだかをお伝えすることにします。長くなりますがお許しください。

1948年3月18日生まれ
好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分)
嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分)
得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分)
苦手:指相撲、妻(多分)
似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)
















