笠盛人の日 第3回—PDCAを身につける、の1

こんにちは。営業課長の新井大樹です。「笠盛人の日」第3回のテーマ、「PDCA」は私が担当しました。

ほとんどの方がご存知だと思いますが、「PDCA」とは

・目標を立て、その目標を実現するための計画を立てる—Plan
・計画がまとまったら、実行に移してみる—Do
・どんなに綿密にたてた計画でも、いざ実行に移すと思い通りに進まないことが良くあります。何故計画通りに進まなかったのか、計画・実行の何処に落ち度があったのかを洗い出して計画を練り直す—Check
・洗い直した計画に基づいて再び実行する—Action

という順序で仕事を進めるやり方です。もちろん、PDCAを1回だけやればうまくいくとは限りません。Actionまでやってみたら、新しい落ち度が見付かったということもあります。あるいは、もっといいやり方に気が付くこともあるでしょう。だから、これは円の周りをグルグル回るように何度でも繰り返さなければならないことなので、普通は「PDCAサイクル」と呼ばれています。

ということは、ほとんどの経営書には書かれていることです。仕事を進める上での基本中の基本ともいえます。

とはいえ、「笠盛」には若い社員もたくさんいます。中堅、古手の社員には常識でも、入社仕立ての若い人達は知らないかも知れません。中堅、古手にしても、考え方としての「PDCAサイクル」は知っているかも知れませんが、知識とは持っているだけでは役に立ちません。仕事をするということはPlan、Doを実行することですから、ここまでは誰でもやっていることです。しかし、Check、Actionまでやっているかとなると、私を含めて「?」が沢山付くのが社内の実情でした。

「笠盛」は新しいことが大好きな会社です。だから、毎日のように新しいプロジェクトが立ち上がり、

「こんなものを作ってみよう」

「これもいいんじゃないか」

とみんなでワイワイやっています。つまり、Planは山ほどあります。しかし、Doまで進んでとりあえずの成果が出ると、あとは放りっぱなしで、いつしかみんなの記憶からもなくなるという例が数え切れないほどありました。

例えば展示会です。「笠盛」の新しい製品、技術を皆さんに知っていただく貴重な機会が展示会です。だから、前夜まで私たちは全精力を込めて展示するものを造り上げます。そこまでは本当に全力で取り組みます。しかし、いざ展示会が始まると、私の目には社内の緊張がほどけてしまうような気がしていました。みんなが話題にするのは

「今日は〇件注文をもらった」

「新規取引先が△件できた」

ということばかり。例えば展示会中に20件の受注を受け、新規取引先が7件あったら

「良かった、良かった」

と盛り上がっておしまいです。受注がなぜ20件しかなかったのか、30件にするにはどうするか、新規取引先が7件に止まったのは何が悪かったのか、どんなものを作り、アピールの仕方をどう変えれば10件、15件に増やせるのか、などの話は誰からも出ませんでした。いってみれば、展示会とは準備ができた段階でみんな満足し、それですべてがリセットされる。終わったばかりの展示会をCheckして次の展示会への課題を見つけるなど誰も感が手いません。毎回同じことの繰り返しで、これでは前に進んでいるとはいえません。

つまり、折角自分たちが手がけたものなのに、Checkもしなければ、より完成度が高い製品、サービスを生み出すはずのActionまで実行しているのは数えるほどしかありませんでした。いま皆さんに高く評価していただいている「OOO」は例外的な成功で、あの開発の過程を思い出すと、

「いつもの笠盛の体質が出て、Plan、Doだけで放り出していたら会社はどうなっていただろう?」

とゾッとするのは私だけではないと思います。

ABOUT US
笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)