笠盛人の日第15回 感謝、の3

みんなが描いてくれた研修のまとめを見ながら、

「あれ、違ったところに着地しちゃったかな?」

と反省させられました。

「感謝に繋げることが難しかった」

という率直な意見もありました。それも含めて、私たちの狙いをそのまま受け止めてくれたらしいのはわずかだったからです。

「30分で5つのお題という難しい内容を達成させるには、みんなで協力しないといけない。そこで感謝が生まれるという面白い内容でした。お題を達成させないといけない方に集中しちゃっていましたが、終わった後考えると、たくさんの感謝する場面があったなと、あらためて感じました」

と書いていたのはM・Kさんです。彼女は

「このテーマが終わっても、感謝の気持ちをこめながら相手に伝えていきたいと思いました」

とも述べています。

しかし、ほとんどの人達にとっては、仲間が協力し合うことの大切さを学ぶゲームだったようです。

「チームで連携して一つのことを成しとげる事は仕事でも置き換えができるので、いい気づきをもらえました」

「すごく楽しみながらできました。1人の考えじゃなく、いろいろな人の考えがあって成りたつものだと思います! みんなの力が合わさってこそ笠盛だと思います!」

「みんなで協力してステキな絵ができました。あまり話したことのない人とコミュケーションが取れたち、とても楽しい時間でした」

「5つのキーワードから全員で1つの絵を完成させる事で、仕事の間でも連係プレーが大切であるという事がわかりました」

「1つのヒントで色々な思考が生まれる。沢山の意見の中に、沢山の思いやアイデアがある。会社とはひとりの力ではなりたたない。絵が得意でなくても一生懸命に描くことで伝わる」

「みんなで何かを作ったり課題を解決するのは楽しかった。笠盛のイメージや人のイメージがある程度共有されていて、そこが分かったのが興味深かった」

「チームワークの大切さを学びました。苦手なところを得意な人が補ったり、自分の出来る事を考えて行動する事の大事さ」

などが代表的な意見です。

何かを人に伝えることの難しさを学んだという意見も目立ちました。

「物事を5つの言葉で表すことは、伝えることはとても難しいことだと思った」

「絵を描くことよりも、いかにわかりやすく伝えるのが難しいかを、お題の番になった時に感じました」

「伝えることのむずかしさを知りました。言葉選び、すごく大切な事がわかりました。発想力、創造力、絵心、もっと勉強したくなりました」

「同じ内容を伝えようとしても、伝え方のそれぞれ表現が違うので、違う意味にならないように気をつける必要があると思いました」

「思いやる気持ちを持っていないと次の人達に分からない。次の人の為とか、人に対してとかを考えて物事を進めないといけないと思った」

そうですね。私たちが考え出したワークショップは、このように受け取られても仕方がなかったな、と思います。

でも、それでもいいじゃないか、という思いもあります。どんなところに行き着こうと、得るものがありさえすればワークショップは成功なのでは?

富士山に登るのに、

「このルートでなければならない」

という決まりはありません。要は頂上にたどり着けばいいのです。私たちの目標は「笠盛」のレベルアップです。笠盛人が力を合わせて200年企業を創造することにあります。この道を進もうと思って歩いてみたら、ちょっと違ったルートを辿って、でも頂上には随分近くまでたどり着いた。

それでいい、と私は思うのですが、いかがでしょう?

ABOUT US
笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)