笠盛人の日第16回  プラス思考—失敗から学ぶ、の1

こんにちは。営業課長の新井大樹です。今回は第6回で一度勉強した「プラス発想」の続きです。あの時は、何となく後ろ向きにとらえてしまうことが多い物事を、前向きに受け止める発想が大切であることを学びました。「難しい」を「スキルアップのチャンス」に、「疲れた」を「今日はよく眠れそうだ」に言い換えた方が前向きな生き方ができるのではないか、というあたりは、ひょっとしたら記憶して頂いているかも知れません。

その中に、「失敗」は「成功の途中」と考えようというのがありました。今回の勉強会を担当した私は、これをもっと追いかけてみようと考えたのです。その結果、「発想」を「思考」に置き換え、「失敗から学ぶ」というサブタイトルを付けて狙いを際立たせたのです。それで、どんな勉強会になったかというと……。

まず準備として、勉強会の1週間ほど前、みんなはどんな失敗をしているのだろうとアンケートを採ってみました。To err is human(過ちは人の常)というぐらいですから、失敗しない人はいないはず。集計してみると、やっぱりその通りで、「送り状を貼り間違えた」「生地の表裏を間違えた」「配色を間違えた」など様々な「失敗」が出て来ました。思った通りです。

しかし、私が知りたかったのは失敗例の列挙ではありません。自分が失敗をしでかしてしまった時、どう受け止めたのか、いわば失敗との向き合い方でした。私たちは「失敗」を「成功の途中」と受け止めることができているのか?

残念ながら、そんな「プラス発想」はゼロでした。笠盛人として誇れることではありませんが、全てを公開するのがこの原稿の趣旨ですから、どんな回答が寄せられたか、皆さんにお目に掛けます。

・怒られる×4人
・失敗を受け入れられずに他人のせいにした
・失敗に終わってしまうという不安
・直しで失敗が補えるか不安だった
・やっちゃった
・心配していたことだったので、やはりという気持ち
・やってしまった! どうしよう
・その時は、失敗とも気づかなかった
・やらなければよかった
・迷惑をかけてしまって申し訳なかった
・申し訳ない。バカヤロウ!(自分に対して)血の気が引いた
・商品の到着を楽しみにして下さっているお客様にとても残念な思いをさせてしまうところだったと申し訳なく思った
・時間も材料も無駄にしてしまって青ざめた

いかがでしょう? 見事に「後ろ向き」の受け止め方ばかりではありませんか! 失敗した時に私たちが抱く気持ちは、不安、怒りであり、マイナスの感情、前回の勉強会の言葉に従えば「マイナス思考」でしかなかったのです。

これではいけません。このアンケート結果を示しながら、私は

「今日はそんなマイナスの思考をプラスに変えるためにどんなことをしたらいいかを学んでいただければと思います」

と呼びかけました。

「あんたにだけはそんなことを言われたくないよ!」

と反発した人もいたかも知れませんが、そこは勉強会のリーダーを任されているんだから仕方ないよ、とご容赦頂くことにして、話を先に進めました。

ここで今回のサブタイトルに戻ります。「失敗から学ぶ」。そうなのです。折角失敗したのだから、その失敗を活かさないのはもったいないではありませんか。失敗は成功へのチャンスなのですから。

正直に言うと、それはまず私が学びたいことでした。他の人に勝るとも劣らないほど失敗を繰り返している自分を変えたい。そんな切実な思いが私にあったのです。毎日のように繰り返す失敗を、成功への道標にできれば、いつかは私も大きな成功を手に入れることができるはずです。

今回、勉強会の準備に従来にも増して力が入ったのは、そんな個人的思いに背中を押されてのことでした。

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笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)