200年企業へ —笠盛人の日第39回 学び上手、教え上手になる、の1

こんにちは。取締役経理部長の笠原裕子です。
この勉強会を開いたのは2024年2月19日です。この時「笠盛」には、翌3月末に新人が入社することが決まっていました。そしてこの年から、新しく入社した仲間には「新人研修」をすることにしました。新しい社員に1日も早く実戦力になって「笠盛」を支えて欲しいからです。

「笠盛」は刺繍のメーカーですから、どこかの刺繍会社に勤めたた経験がある人でない限り、新しく入った刺繍の素人がその日から実戦力になることはありません。だからそれぞれの職場で、OJT(On the Job Training)で仕事を教えていました。教えるのはそれぞれの部署のベテラン社員でした。しかし、新人研修を始めたこの年から、新人を教え導く役割を入社1、2年の若手に任せたのです。はるかに目上のベテランに指導されるより、年齢も近く、やっと刺繍の面白さに気がつき始めた若い社員に指導されたほうが、新人さんたちは学びやすいのではないか、と考えました。それに、新人さんたちにまず身につけてもらいたいのは、入社1、2年生がつい昨日までやっていた、いやいまでもやっているかもしれない初歩的な作業です。であれば、若手社員に研修を任せた方は効率が上がるだろうとも考えました。

人に何かを教えるには、教える対象を深く理解していなければなりません。いたずらに専門用語を並べるのではなく、普通の、日常の言葉で仕事を説明できるようにならなければ刺繍のことを全く知らない新人さんには教えることが出来ません。だから、教えるためには学ばなければなりません。また、教える相手は刺繍のことをいっさい知らない新人さんですから、想像もしなかった質問をしてくるかもしれません。そんな時は、1、2年の経験で蓄えた知識を総動員して答えを探すことになります。それは教える側の勉強にもなるのです。

学ぶ⇔教える

という関係が成り立ちます。学べばいずれは教える立場になります。こういう過程を通って人は成長するのではないでしょうか。図で示せば、次のような関係があると思います。

1年目はすべてが学びです。3年目になると人に教えることができることが増えるでしょう。6年経てば教えることはさらに増え、9年も経てばすっかりベテランです。でも、それでもまだ学ぶことは残っています。成長とはゴールを目指しながら、いつまでもゴールに到達できない競技だともいえます。そして、教える比率が高まれば高まるほど、教える相手の成長を認めて褒めることが増えるでしょう。人は褒められて成長するというのが私たちの考えですから、学ぶ⇔教えるというのは大切なことなのです。

そう考えて、今回のテーマを「学び上手、教え上手になる」としました。学び、教えることが人としての成長を促すのなら、どちらも上手になるに越したことはありません。

では、いったい何を教えればいいのでしょうか? 笠盛で働くには

・取引先の情報
・刺繍の方法などの手段や技術
・仕上げの技術
・販売スキル
・笠盛の経営理念
・社会人としてのマナー
・コミュニケーションスキル

などが必要です。いやいや、もとっともっと学び、教えねばならないことはあるはずです。それを考えていきましょう。

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笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)