笠盛人の日第18回 社会性(2回目)、の1

こんにちは、トリプル・オゥ事業部マネージャーの片倉洋一です。今日は「社会性」の2回目です。

「社会性」はすでに第8回で一度学んだテーマです。だからみんなある程度の知識は持っているはずですが、今回はさらに理解を深め、できれば社会性のある行動にまで繋げたい、という思いで取り組みました。

さて、『社会性』とは何だったでしょう? 前回は

社会(しゃかい、英:Society)は、ある共通項によってくくられ、他から区別される人々の集まり。また、仲間意識をもって、みずからを他と区別する人々の集まり。社会の範囲は非常に幅広く、単一の組織や結社などの部分社会から国民を包括する全体社会まで様々である。

社会を作り、維持していこうとする性質(本能)→社会性

という定義から始めて、「笠盛」や笠盛で働く私たちに社会性が必要なのは、

企業・組織は社会の様々なステークホルダー(利害関係者)からの支持を得ることで存在できるから

であり、つまり

企業の生存理由を確保するには社会性が必要だ

ということでした。そして、「笠盛」が世の中から必要とされる企業であり続けるには、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組まねばならない、というところまで視野を伸ばしました。

前回の勉強をここまで振り返って、サブリーダーの野村文子が「BRING」という団体を思い出しました。彼らは使われなくなった服を回収し、その中のポリエステルを原料として再生して新しい服を作り、販売しています。単なる古着のリサイクルではなく、回収したポリエステルを含む服をエチレングリコール溶液に浸してポリエステルモノマーを取り出し、ポリエステルを製造して服に仕立てるのです。

ポリエステルの原料は石油で、毎年5200万トンも製造されています。「BRING」は使用済みの服からポリエステルを回収して新しい服にし、その服が古くなったら再び回収してポリエステルを回収します。一度石油からできたポリエステルを永遠に使い回す。こうすれば石油の使用量が減って地球環境を守ることにつながる、というのが「BRING」の取り組みなのです。

大きな拍手を送りたくなる事業で、同じファッション業界に身を置く私たちにも参考になることがたくさんあると思って紹介しました。

さて、ここからが今日の勉強です。前回、私たちは

企業の生存理由を確保するには社会性が必要だ

ということを学びました。これを自分たちの問題として考えれば、笠盛には社会性があるから140年を越える歴史を持っているともいえます。

では、笠盛が社会に存在する意義とは何なのでしょう? 言い換えれば、笠盛は社会の中でどんな役割を果たしているのでしょうか?

みんなにそう問いかけました。やや質問のしかたが難しかったかも知れません。そこでこう言い代えました。

あなたは

「笠盛ってどんな会社?」

と人に聞かれたとき、なんと応えますか?

わくわく、どきどき
伝統と革新
感動の創造

から選んで下さい。

ほとんどの人が③感動の創造、を選びました。3つとも「笠盛」らしさを現す言葉ですが、実は今期(72期)のスタート時に、

「笠盛らしさを聞かれたら、『感動の創造』と答えよう」

とみんなで確認していました。その答え合わせのつもりでの質問でした。ほぼすべての人が③感動の創造、と答えてくれたことで、以前に比べて共通認識が高まり、私達のベクトルが同じ方を向いてきたことが確認できました。

では、感動を創造するにはどうすればいいのでしょう?

私は「笠盛」の経営理念に目を向けました。「笠盛」は、社員である私がいうのもおかしいかも知れませんが、立派な経営理念を持っています。そして、経営理念とは企業の憲法のようなものです。経営理念の実践こそが感動を創造することにつながるのではないか? 最初は単なる思いつきでしたが、考えれば考えるほど思いは固まっていきました。「笠盛」の経営理念は、感動を創造するための社員共通のルールである、との確信が出来上がったのです。

笠盛の経営理念のいくつかをご紹介しながら、私の考え(→で示しました)を御説明します。

200年企業を目指すための経営スローガン
斬新な刺繍といえば笠盛
〜日本や桐生の業格向上の歩極性となる会社〜
  →刺繍を進化し続ける(可能性を広げる)
  →社会的地位・信頼の向上(繊維業界/刺繍業)

200年企業を目指す「笠盛の信条」
・社員の幸せを追求し、人間性を高める
  →笠盛人の日で学び、一学一践を実行する

・お客様に喜ばれ、感謝される
  →OEMで他社にできないことができた
  →000は糸のアクセサリーで、金属アレルギーや肩こりの悩みを解決した

・地域から歓迎され、必要とされる
  →地域経済に貢献(納税や雇用創出)
  →地域の魅力を発信(笠盛パークフェス)
  →地域の一番星(先進企業として桐生を牽引する)

我々が目指す笠盛人とは?
〜自ら問題を見つけ、自ら解決する人間〜

ワクワクどきどきとは
・自ら仕事を楽しみ、仲間を引き込み、風を起こす
・自らチャレンジする
・信頼できる仲間がいる
・思いやる心を持つ人間になる

  →これらは、会社を維持していくための大事な社会性

いかがでしょうか。私たちは機会あるごとに笠盛の経営理念を唱えますが、あまり深く考えたことはありませんでした。でも、それぞれの理念の中身を探っていくと、私たちが感動を創造するための原理原則が見えてきたのです。

そこで、ワークショップは「笠盛」の理念をもっと深く理解する場にしました。

ABOUT US
笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)