最後にもう一度、今日の学びを私なりに振り返ってみました。私たちはこの読書会で、
・笠盛の「真の強さ」を知ることができただろうか?
・真似たいこと、受け継ぎたいことが見つかっただろうか?
をもう一度考えたかったのです。
私の考えでは、学びの源は3つあります。
・自分の経験
・周囲の人々
・先人の知恵
です。今日の読書会は、「ワクワク・ドキドキ〜私のスマイル経営〜」という本をみんなで読み、笠原会長という先人から何かを学び取るのが目的でした。
私はこの本からいくつものことを学び取ったように思います。笠原会長の言葉を拾うと、
「毎朝、鏡の前で自分が満足できる笑顔をつくったのです。これが、私の最初の挑戦でした」
これは「習慣化」することの大事さを述べたものです。
「能力を引き出すカギ、それは褒めることです」
というのは「褒めること」のの大切さを指摘した言葉です。
「悩みなんて自分ひとりで持つな」
何でも話すことができる「仲間」を持てば仕事も人生もずっと楽になります。
「私は常に挑戦し続けました」
私たちの中にある「挑戦する心」は、笠原会長から受け継いだのかもしれません。
この本をこのように読んだ私は、笠盛の芯の強みは
素直さ
なのだと思います。素直さとは、時代に合わせて変わることができる適応力と変容力です。笠盛は、何度も価値観、事業内容をアップデート、リセットし、時代に合わせて変わってくることができました。
言い換えれば、笠盛は必要に応じてOSをバージョンアップしてきたから140年を超す歴史を持つことができたのだと思います。そして、OSをバージョンアップすることができたのは、素直だったからだと思うのです。
人も企業も、成長を続けると過去の成功体験に縛られて新しいやり方や考え方を受け付けにくくなります。中でも企業では大きな成功体験を持つ人が幹部に取り立てられます。人間は齢を重ねれば、時代の変化についていくことが難しくなります。この幹部に取り立てられた人には理解しがたい世の中になって過去の成功体験が役に立たなくなっても、この人は自分の成功体験にしがみつきがちです。その成功体験がいまの地位を築いたから捨てるに捨てられないのです。こんな幹部がたくさんいる会社は、なかなか時代に適応することが難しいだろうとは容易に想像できることです。
私は企業として変わることを、OSのバージョンアップに例えました。ではOSのバージョンアップに成功する企業と、失敗する企業はどこが違うのでしょう? もう皆さんもおわかりですね。
笠原会長は、見事にOSのバージョンアップに成功しました。臥龍先生に
「会社とは、あなた一人で経営できているものではないのですよ」
と言われた笠原会長は最初、
「ほんの少しばかり、持ち前の反抗心がざわめいたような記憶もあります」
と書いていますから、最初はOSのバージョンアップに抵抗したわけです。だがすぐに、
「そうか、俺は全権をもち、全責任を負っているつもりで肩に力がはいりすぎていたか。そんな必要はなかったんだなあ」
と反省してOSをバージョンアップします。その結果、
「その頃から私の経営が変わり始めたのだと思います」
と、新しいOSに馴染んでいくのです。なぜそれができたのでしょう? 私は「素直さ」のためだったと思うのです。素直さとは、
目の前に、自分の「考え、価値、信条、美学」と異なるものが現れたときに、自分のもの(現OS)を一旦脇に置いて、まずは1回、取り入れてみる勇気のこと
だと考えます。「笠盛」がOSのアップデートに成功し続けて来ることができた理由。それは、素直さを持っていたから変わり続けることができたと思うのです。
今日の勉強会はここまでとします。

1948年3月18日生まれ
好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分)
嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分)
得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分)
苦手:指相撲、妻(多分)
似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)
















