「お絵かきリレー」は、グループ内の全員が力を合わせなければ完成できないことをやってもらおうと自分たちで考え出しました。
手順は次の通りです。
【ワークショップ1回目】
全体を6班に分け、描いてもらう絵のテーマを事務方で6つ用意しました。「春・夏・秋・冬・遊園地・動物園」で、6枚のカードに1つずつ書きました。
まず各班の代表者にカードを引いてもらいます。その結果、各班にそれぞれ違ったテーマが割り当てられます。テーマは代表者だけが確認し、各班のメンバーはこの時点では知りません。
代表者は自分が引き当てたテーマを5つのキーワードで表現し、班のメンバーに伝えます。
各班のメンバーは、1人1回だけ質問ができます。そして、代表者が引き当てたテーマは何なのか、全員で相談し、全員が協力してA3の紙に絵を描くのです。各班には12色のカラーペンが置いてあります。全員が筆を持ち、必ず何か1つは描いてもらいます。
描き上がったら、例えば「春」が当たった班が「春」の絵を描いているかどうかをそれぞれの班で答え合わせをします。
次は、他の班が描いた絵を見て、その班のテーマを当ててもらいます。これはそれぞれの班で話合い、答を出してもらいました。
おわかりのように、これは一種の推理ゲームです。例えば「春」を引き当てた代表者は、「入学式」、「緑」、「新入社員」など、春を思わせるキーワードを5つ挙げるわけです。1つの班は4〜5人なので、5つのキーワードと、3つか4つの質問に対する答だけでテーマを見つけなければなりません。それぞれが勝手に質問していたのでは無駄な答しか得られない恐れがありますから、誰が何を質問するかは全員で話し合って戦略を立てる必要があります。そして、手にしたキーワードと質問への答から何を思い描くかは人によって違うでしょうから、これも話し合って1つの結論を出さねばなりません。
適切な質問を選ぶにも、テーマを1つに絞るにも。1人1人が自分の考えを正確に表現し、人の話を正確に理解するだけでなく、全体をまとめる力がいります。また、そうして探り当てたテーマをどんな絵で表現するかについても話合わねばなりません。各人が必ず1つは絵を描かねばなりませんので、仕事をどう分担するかも決めなければなりません。ままとまりのある絵にするにはカラーチェックも欠かせないでしょう。
たくさんの協力作業なしには描けない絵なのです。
たまたま私の班に当たったテーマは「春」でした。何となく春めいた言葉をヒントに、ピンクで桜を描き、ランドセルや入学式のアーチなどを描いた絵が出来上がりました。「夏」が当たった班は、スイカや海、サーフボードなどで夏を描いていました。6班全てが近からずといえども遠からず、という絵を仕上げ、正解率は100%でした。絵を見てテーマを当てる際も、ほとんどの班が正解を出していました。
【ワークショップ2回目】
2回目は少しばかりみんなの意表を突きました。テーマを1つだけにしたのです。1回目がバラバラのテーマでしたから、みんなは2回目もバラバラのテーマが出てくると思っているに違いありません。そこに全班に同じテーマを出したらどんな反応が起きるのか? もちろん、リーダーに引いてもらうカードは6枚作りました。こちらの意図を見抜かれないようにするためです。
テーマは「櫻井理」。そうです、笠盛社長の櫻井です。
全ての班が正しい答えに行き着きました。ある班は櫻井の似顔絵を描きました。「社長」と大きな文字を書き、周りに思い思いのイラストをちりばめた班もありました。アニメ風櫻井像も登場しました。同じテーマで、それぞれが全く違う櫻井像を描いたわけですが、櫻井社長が6通りイメージを持つ人なのか、それとも社員の創作マインド、描画の技術がそれぞれ違うため、6つの櫻井像になったのか。面白い試みだったと思います。
6通りの櫻井像を見せられた櫻井社長は苦笑いをしていましたが……。
以上で第16回の勉強会は幕を閉じました。

1948年3月18日生まれ
好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分)
嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分)
得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分)
苦手:指相撲、妻(多分)
似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)
















