勝が成し遂げた最大の成果は、父である盛の研究を引き継いで完成させた「笠盛献上」という帯です。
献上帯とは、献上柄といいわれる柄を織り込んだ帯です。献上柄は「独鈷(どっこ)」といわれる密教の仏具を写した柄と、仏の供養をするときに花を散布する「華皿(はなさら)」を図案化した模様が特徴です。江戸時代に幕府への献上品に使われたことから「献上柄」、「博多献上帯」と呼ばれるようになりました。年代や季節を問わずに締めることができ、また普段着から略式礼装にまで使うことができるという、いわば帯の定番の柄です。
そのような来歴を持つ帯ですから、高級品です。お金にゆとりのある人しか締めることが出来ません。盛と勝は、
「お金持ちだけでなく、できるだけ多くの人に献上柄を締めてもらいたい」
と考えたようです。誰でも買える手ごろな価格にするには材料から考えねばなりません。それまでのように絹糸を使ったのではコスト引き下げには限界があります。
そこで2人が目をつけたのが人絹(レーヨン)でした。絹に似た光沢と手触りを持つ繊維で、合成化学で創り出されたものではなく、パルプなどの繊維を原料にしたものです。だから、土に埋めれば土に帰る、自然に優しい繊維です。

1948年3月18日生まれ
好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分)
嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分)
得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分)
苦手:指相撲、妻(多分)
似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)
















