笠盛人の日 第6回—プラス発想、の3

リフレーミングとは、フレーム、つまり枠を作り直すことです。私たちはいつも自由に考え、自由に行動しているように思っていますが、いつの間にかそれぞれの人で1つの型ができてしまうことが多いのではないでしょうか。つまり、自分で枠を作ってしまって、その中に安住してしまうことが多い生き物ではないかと私は思っています。自分で作った枠の中で生きるのが楽だからです。

しかし、型にはまってしまえばそこが終着点となります。進歩が止まります。自分を高め続けるには枠は常に作り直さねばならないのです。

では、リフレーミングするにはどうしたらいいのか? いつの間にか固定してしまった自分のものの見方を壊して、多面的視野で物事をとらえることを訴えました。こんな見方ができないか、これはこういう角度からも見ることができるぞ、といつも考えるのです。そうしてこれまでとは違った見方を身につけるのです。

例えば納期に間に合わないほどの仕事を受注したとします。多くの場合、

・忙しい→つらい

と受け止めてしまうのが私たちの習い性です。しかし、少し見方を変えれば

・選ばれた! 信頼→嬉しい、感謝
・納期が心配→最善策は何だろう?

などと、前向きにとらえることもできます。辛いと感じれば仕事に対して後ろ向きになるでしょう。嬉しいと喜び、最善策を考えれば自分も成長でき、企業も成長します。こういう「プラス発想」が「笠盛」に根付けば、素晴らしい結果が出ることは疑いありません。

人の思い、姿勢は言葉に表れます。だから今回は、言葉の問題からアプローチしました。後ろ向きの言葉は何も産み出さず、そればかりかその言葉をかけられた人は気分を害します。であれば、同じことを前向きな、プラスの言葉で表現できないものか。マイナスのイメージを持つ言葉を違う視点、違う表現でプラスにできないか。言葉は行動を変えます。プラス思考の脳を造り上げて全員が前向きに仕事に取り組む企業にするため、マイナス言葉を「笠盛」から一掃し、常に前向きな言葉を口にしようと考えたのです。

あれこれ考えて、こんな例を示しました。

愛想が悪い→媚を売らない

愛想笑い→空気を読める

飽きっぽい→気持ちの切り替えが早い

浅はか→行動を起こすのが早い

いい加減→おおらか

意地っ張り→意志が強い

内気→おしとやか

ガラスのハート→繊細

気が弱い→優しい

キモい→存在感がある

いかがでしょう? やや無理筋もあるかも知れませんが、私たちが目指したのは「笠盛」からマイナス言葉をなくすことです。

と説明したあと、再びグループワークに戻り、

・会社からなくしたい「マイナス言葉」を5つ挙げて下さい
・それを違う表現、違う視点の言葉に変換して下さい

と全員にお願いし、5つの班ごとに発表してもらいました。その中からいくつか拾ってご披露しましょう。

難しい、面倒くさい→スキルアップのチャンス
          やりがいがある

忙しい→仕事が沢山あってありがたい
    売り上げアップ!

分からない→調べてみる

疲れた→今日はよく眠れそうだ

失敗→成功の途中

まだ終わらないの?→がんばってるね

仕事が遅い→仕事が丁寧

失敗が多いね→たくさん挑戦するね

土曜出勤→お客様感謝デー

いかがでしょうか。私たち「笠盛人」の気持ちが、少し前向きになったことをお酌み取りいただけますか?

この取り組みを続けていけば、遠くない日に笠盛人はプラス思考の脳を持ち、プラス思考の行動を積み重ねる集団に育っていると思います。

ABOUT US
笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)