200年企業へ —笠盛人の日第30回 伝える力を身につける②、の2

本社工場の各部署には、訪問客(カサモリパークのみんな)がそれぞれ2回ずつ訪れるようにしました。1度だけのお客様への説明より、2度やったほうが、説明の技術が向上するだろうと思ってのことです。1回目、2回目でどう変わったか。それをワークシートに書いてもらいました。

QC担当

1回目 ・3分間は思ったより早く、うまく話せなかった。
・自分の中にない質問、疑問を投げかけられたことがよかった
2回目 ・回数を重ねると感覚がつかめてくる

やっぱり、経験を重ねることが大切であるようです。

ミシン担当のひとり

1回目 ・ボビンの説明が必要だったか?
・ビートルミシンの仕組みの説明を入れると分かりやすいけど時間がない
・縫いにくい生地、糸はあるかという質問に⇒縫いやすい方を伝えられた◎
・ボビンの合わせ方という質問に⇒マイナスドライバーを使う、などと説明した方がいい?
・柄合わせのところは軽い説明で3分に納める
・平刺繍のみという説明を知れる(ほかにチェーン・コード・スパンコールがあるので)
・原反刺繍機という説明(わかりやすいミシンの名前として)
2回目 ・スムーズに質問に答えることができた
・1回目の説明を元に説明できたので、聞く側の人にも違いや流れがわかりやすくできたかなと思った
・大変なところは「やりたくない」というよりも「こうしたらどうですか?」という改善提案を加えて話すと、取引先の人の選択肢を増やせると思った
・最初にある程度の説明を聞いたので、省けるところは省いて説明できたと思う
・見学の流れとか事前に作ってあると、もしミシンの人が説明を、となったときにやりやすくなると思った
・柄より生地(大変なものとか)の方が質問されるなと感じた⇒生地と柄の相性とかを説明に入れられたらいいかも?

と書いています。この緻密な報告からは、全身全霊で説明にあたったことがうかがわれます。それに1回目より2回目の方がうまく話せたことが分かります。

別のミシン担当

1回目 ・された質問
今までやったブランド、会社、商品は?
4頭で別々の柄は縫えるのか?
・3分以上話してしまった
・準備不足。枠を用意しておけばよかったされた質問に分かりやすく、的確な、相手がほしい答えを返すことができていたか疑問
・(今までやったブランド、会社、商品は?という質問に)大手、質問者が知っているブランド、社名が出てくると盛り上がる
・失敗例から生まれた成功例がとてもよかった。この失敗からこんなに綺麗に直るんだという印象が信頼につながるのではないか
2回目 ・テーブルダウンで使う枠とサンプルを用意した
・テーブルダウンで枠を使う時の効率化をどうしているのか、他社と差別化するとはどういうことか、今まで自分でやることができた大きな仕事は何か、達成したことは何か、などの質問への答えを用意しておけばよかった

やっぱり、1回目より2回目の方がいい出来だったようです。

これで私たち笠盛人は、笠盛の仕事の中身を、全てとはいかないでしょうが、大まかなところは知ったことになります。社外の方々に「笠盛」について聞かれたら、これまでよりはるかに中身の詰まった答えをお返しすることができると思います。みなさん、どこかで笠盛の社員に会ったらいろいろ質問してみて下さい。きっと的確な答えが出て来ると思いますよ。

ABOUT US
笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)