「笠盛」の履歴書 — その4 創業

 私は、数えて4代目の社長です。明治10年、帯専業の機屋としてこの会社を興した笠原嘉吉(かさはら・かきち・1856―1918)は私の曾祖父、ひいおじいさんにあたります。

 笠原家は、江戸時代から織都桐生で糸を商う商家でした。絹糸のほとんどが輸出に回るようになった幕末、笠原家がどんな行動を取ったのかは、残念ながら記録が残っていません。あるいは、他の糸商と同じようにありったけの生糸を輸出に回して地元にご迷惑をかけたことがあったのかも知れません。

 いずれにしろ、幕末の一時的な落ち込みはあったものの桐生の立ち直りは素早いものでした。そうなると日々大量の織物を生み出す街ですから糸の需要は急速に回復し、笠原家はかなり繁栄していたようです。明治10年には、いま「笠盛」がある桐生市三吉町に店舗、倉庫、住居などを構え、私の高祖父、つまりひいひいおじいさんの藤吉が采配を振るっていました。

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笠原 康利
1948年3月18日生まれ 好き:仕事、ワイン、落語、漫才、みんなの笑顔、家族、妻(多分) 嫌い:仕事、ホルモンのシロ=噛みきれないので、妻(多分) 得意:笑顔、プログラミング、早食い、経営(多分)、妻(多分) 苦手:指相撲、妻(多分) 似ている芸能人:藤山寬美、キムタク(多分)